実績

Works

◼︎ 平成27年2月 F社 福島工場 排水処理施設の処理能力アップへの改善工事

製造量の増加に伴う排水量の増加は、その規模により対応方法が異なってきます。
既設水槽・設備機器で対応可能か否かの見極めのほかに、排水量の増加が短期的なものなのか継続的に長期に渡るものなのかによっても、対応が異なります。
これらを事前調査により明確にし、お客様との協議を重ねた上で最終的な対応方法が決定されました。

本工場では、流量調整設備の増設で対応できることが明確に示され、工場の増産前に対応すべく、本工事が始まっています。

◼︎ 平成26年5月 K社 コンポスト工場における脱臭設備の機能改善

水処理施設などから発生する有機性汚泥のリサイクルは、バイオマスとしての価値をまだ十分に生かしていない状況にあります。その一翼を担う汚泥のコンポスト化は、有機物循環の観点からみると最も効率的方法ということができます。
ただし、投入混合混合行程から発酵工程までの臭気発生量抑制は困難でありコンポスト製造においては大切な技術のひとつが臭気対策でもあります。
周辺環境への影響を抑えるにためにもしっかりした設備が必要であり、本工場の脱臭設備の機能改善として、既設換気扇設備のスクラバー改良を行いました。
本工場では、地域の環境保全を第一に、スクラバー機能改善工事と連携し、仕上げ処理設備まで設置しことで、悪臭防止法の規制基準を遵守し、数少ない汚泥処のリサイクル工場として県の注目企業となっております。

◼︎ 平成26年7月 F社宮城工場 処理能力100m3/日×3基の仮設膜処理設備設置

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食品工場の種類によっては、製造品目が時折変わる工場があります。
本工場でも、一時的に製造量の増加が見込まれそそれに伴う排水処理規模の拡大が課題となりました。
この状態に対応するため、当社では処理施設の増設に掛かる費用の大幅な削減を目的に仮設膜処理設備の設置を提案いたしましたところ、設置が認められ、既設処理設備との併用処理により稼働させることができました。

なお、当工場は一日あたり1,000m3程度の排水量がありますが、膜処理設備管理に精通した技術者が常駐しており、本設・仮設膜処理設備の管理から汚泥処理までのすべてを行い、お客様からも高い評価を頂いております。

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◼︎ 平成26年8,11,12月  K社静岡工場 排水処理施設MBRの膜カートリッジ交換業務

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排水の膜処理は質の高い水質を保証しますが、そのレベルを維持するためには、劣化した膜の定期的な更新が必要となります。
当社では、膜処理設備の設計・施工・管理だけでなく、お客様の膜処理設備のパフォーマンスを評価し、定期的な膜のメンテナンスを提案させて頂いております。

掲載写真は、膜の更新作業の一部です。

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本工場排水施設は、膜メーカーK社の膜を採用しており、長年使用により劣化した使用済みの膜は、洗浄後、廃棄物を極力減らすことを目的に、リユース品として再利用して頂くため、膜の洗浄を行い、廃プラスチックリサイクル会社に引き取りを依頼いたしました。